サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道(スペイン 巡礼の道)のアプローチ

2020年1月12日


スペイン 巡礼の道とは?

イエス・キリストの12使徒の一人 聖ヤコブが眠るサンティアゴ・デ・コンポステーラ。
ローマ、エルサレムと並びキリスト教三大巡礼地のひとつと数えられています。

そこへ訪れ、聖ヤコブと向き合い、自分自身と向き合い、手を合わせ祈りを捧げ、心の平安、世界の平和を願う。
1,000年以上の大昔から現代に至るまで多くの人々がその地へ向かう。巡礼の旅。

その何百年も前に比べると現在は人それぞれの想いで現代の巡礼の旅は行われていると思われます。
勿論、信仰心から歩く人も多くいますが、自分自身を見つめるため、何か心に詰まった想いのため、冒険のため、達成感のため、出会いのため、様々な理由で歩く人々がいます。
言えるのは何かを変えたい人、何かを求めてやってくるというのは確かだと思います。
そんな1,000年以上続いている、この道を大昔の人も同じように想いを馳せて同じように苦労して歩いたその巡礼路。一度そんな体験をしてみたら何かが吹っ切れる、何かが変わるような気がしてくるそんな道です。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路

サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの道のりも様々で一番有名なのが
「フランスの道」南フランスのサンジャン・ピエド・ポーからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの道。
その他にはフランスの各都市部から向かう道、イギリスから、ポルトガルからそしてローマからと様々な道があり、また自分の自宅から向かう人もいます。
巡礼中にブラジル人3~4名のグループとお会いしたのですが、彼らはローマから3ヵ月かけて歩いていました。驚きでした。

様々な巡礼路があるのですが、実際は特に距離も決まっていなく、どこからスタートしてもOKではあります。
徒歩の方は100㎞以上歩き、自転車の人は200Km以上を走れば最後に巡礼証明書がもらえます。

ちなみに私はここのゴール地点サンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩いた後に
この地で自転車を買い、ここから自転車で日本へ帰りました。その帰路ではスペインの北の海沿いのNORTEの巡礼コースを通ったのですが、これが坂が多くアップダウンがとても激しくて、自転車でかなりやられた記憶があります。巡礼路によって難易度もかなり違ってくるのかなと思います。
◎その自転車で巡礼路NORTEを綴ったブログの記事です。

また1000年以上の歴史を持つこの道は世界遺産にも登録されていて、道で世界遺産になっているのは日本の熊野古道とここの2つだけではあります。

宿泊

遠い昔から現代に至るまで途切れずに続き人々が通る道は、どこの国でもどこの文化でも宿場町が必ず出来ます。

ここは中世の色を残した街並みの宿場街が多数ですしスペインのこの道沿いはいくつもの巡礼宿があります。
宿や食事には困らないです。公営の巡礼宿であれば宿泊は5ユーロ~12ユーロ程で安く泊まれます。ホテルや私営の巡礼宿は少し高い値段になります。今は巡礼用のアプリもありそちらで予約やら設備を調べられる様になって、かなり便利になっています。

Buen Camino アプリiPhone用

Android用は 「Buen Camino」で検索してもらえれば出るかと思います。

 

 

一番有名な巡礼路「フランスの道」

巡礼路「フランスの道」の一般的なスタート地点は南フランスのサンジャン・ピエド・ポー(Saint Jean Pied de port)で、ゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで約800kmの距離になります。約1ヶ月ほどかかります。

ちなみに私はこの道を違う年の3月の終わりと6月の始めに2回歩きました。

パリよりスタート地点のSaint Jean Pied de portへの行き方

TGV(新幹線)とバスで行く方法
  1. パリ~バイヨンヌ (TGV) 
    約4時間 35ユーロ~
  2. バイヨンヌ~サンジャン・ピエド・ポー(バス)
    約1時間 約10ユーロ

※パリ~バイヨンヌのTGVは安くて35ユーロからで時期と予約するタイミングで値段が違います。
また1st,2ndとクラスによっても値段が違います


全部バスで行く方法
  1. パリ~バイヨンヌ (バス) 
    12時間 20ユーロ~
  2. バイヨンヌ~サンジャン・ピエド・ポー (バス) 
    1時間 10ユーロ

※パリ~バイヨンヌ間のバスは安くて20ユーロからで時間帯や時期によって値段が違ってきます。

旅行中であった私は節約の為、バス移動を選択し、夜行バスの中で一泊すれば宿代も浮くとの思いで夜行バスでパリからバイヨンヌへ向かいました(笑) 12時間のバスの旅です。笑

フランスの電車とバスのチケット予約(en.oui.sncf)

👆こちらで予約することが出来ますが英語になります。

スタート地に着いて、始めの準備

サンジャン・ピエド・ポーに着いたらまず初めに巡礼手帳を手に入れる必要があります。
これは巡礼宿に泊まる際にこれを持っていれば5ユーロ~からの値段で安く泊まれ、また最後にサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩き終えた際には巡礼証明書を発行してもらう為にも必要になります。

巡礼事務所で手に入れることが出来ます。巡礼事務所の他に教会や巡礼宿(アルベルゲ)でも取得が可能です。

私はサンジャン・ピエド・ポーで手に入れましたが、巡礼手帳と一緒にカバンになどにぶら下げるホタテ貝のお守りも頂きました。このホタテ貝は巡礼者のシンボルともなります。

⇩今でも自宅の部屋に飾ってあります。

サンジャン・ピエド・ポーの巡礼事務所
住所:39Rue de la Citadelle,64220 Saint-Jean-Pied-de-Port
時間:7:30~20:00

こちらで簡単な受付を済ませ2ユーロを払うと巡礼手帳を頂けます。
そして、この日の巡礼宿に泊まることが出来ます。
そしてここまでの長旅お疲れ様です。となります(笑)

私は3月の終わりに一度歩いたことがあるのですが、その時はまだ寒くて初日にピレネー山脈を越えなくてはいけないのですが、前の日に雪が降ったとかで通行止めになっているというのをここで教えてもらいました。迂回路などの様々な情報も頂けました。

⇩初日のまだ雪が残るアルベルゲ

👇駅から巡礼事務所までの行き方

 

歩くにあたって気をつけた方がいいこと

◎荷物
まずは荷物ですね。なるべく少なく、なるべく軽くですね。
私は世界旅行中でここへ来たので、いらないものが多くて重くて大変な苦労をしました(笑)
次の宿泊地まで荷物を郵送することも宿泊している巡礼宿からも出来ますが、長旅ではあるので極力少なくした方が良いかと思います。

⇩大きすぎるバックパック。それに洗濯物をひっかけています。また、木の棒を途中で見つけて使っていました。

◎靴
靴は歩きやすい靴が一番。トレッキングシューズとかでなくてもスニーカでもいいと思います。
私はこちらの巡礼路を2回歩いたのですが、どちらもスニーカで歩きました。
もともとボロボロだったのですが最後はかかとがすり減り半分穴が空いてましたが…(笑)

⇩その靴です(笑)

◎歩く時期
私は3月の終わりからと6月初めからと二回歩きましたが歩く時期によってかなりの差があります。
三月の終わりから歩いた時は天気が悪く、雨の日が多かったです。そしてまだまだ寒かったー。
一度雪にも当たりました。天気が良くないと気持ちも落ち込んでしまうのもありますが、余計に寒さのためのジャケット等も必要になり、荷も重くなります。洗濯も乾きずらいです。
ただ人は少なかったです。アルベルゲが一杯で泊まれないということはなかったです。

逆に6月に歩いた時は雨が一回も降らずに、湿気のないカラッとした晴天で気持ちよく歩くことが出来ました。
ただ、人が多かったです。綺麗だったり、安かったりするアルベルゲで人が一杯で泊まれなくて、違うアルベルゲへ泊まったりしました。また朝から人が多いとこれまた静かに過ごしたいところが中々それが出来なくて残念で会った時もありました。それでも断然天気の良い6月の方がよかったです笑

◎雨の日の歩き
雨の日に靴の中が濡れて長時間歩くと足の裏に豆が出来やすくなります。豆が出来ると、歩くたびに激痛になり後々の歩きにかなりの影響がでます。なので、急いでいない場合は雨の日はなるべく歩くのを短い時間にするか、なるべく靴の中を濡らさないようにした方がよいかと思います。

⇩ゴールのサンティアゴ教会

食事

私の場合はあまりお金もなく節約の為にお店で食べることは中々出来なかったのですが、大抵は街や巡礼宿があるところに行けばレストランやBar等で食べる場所はあります。(ワインが1ユーロしないで飲めたりするバルもあったりしました。)

ただ、隣町まで10㎞以上離れていたりすると、何もない状態が続く場合もありますので、そこは地図を見て軽食を持ち歩くなどの計算をしなくてはいけません。

私の場合は節約の為、ご飯は巡礼宿(アルベルゲ)で自炊をしていました。基本、夕食にはパスタ、朝食にはフランスパンにチーズ、ハム、玉ねぎを挟み、マヨネーズをかけて食べていました。

昼食に関しても、滅多にお店には入らなかったので、常にフランスパン1本をバックパックに挟んで、それをかじって、歩いてました(笑) マヨネーズ、ハム、チーズは常に持ち歩いていました(笑)

巡礼宿ではキッチン付きのところが多く、宿泊する際にはキッチンを使えるかどうか確認して泊まっていました。

リンク・日記

http://shige0510.biz/archives/26195836.html/trackback

こちらで2013年3月30日から南フランスのサンジャン・ピエード・ポーの街からゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの道のりの日記を綴っております。よかったら参考にして頂ければと思います。

 

ではでは、よい巡礼をして下さい!!